
自省録 - マルクス・アウレーリウス
特筆すべきは、たとえば雄弁とか、法律、倫理、その他の事柄に関する知識など、なにかの点で当別の才能を持った人びとにたいしては、妬みもせずにゆずったこと。それのみか彼らを熱心に後援して、各々がその独特の優れた点に応じて名誉をうるようにはからったのであった。(第1巻一六)
思い起せ、君はどれほど前からこれらのことを延期しているか、また行く度神々から機会を与えて頂いておきながらこれを利用しなかったか。しかし今こそ自覚しなくてはならない、君がいかなる宇宙の一部分であるか、その宇宙のいかなる支配者の放射物であるかということを。そして君には一定のときの制限が加えられており、その時を用いて心に光明をとり入れないなら、...