Jun 10, 2014

都久志の湯&竈門神社 歴史と癒やしのポタリング!



1.知る人ぞ知る名湯、『都久志の湯』

最近は二日市温泉に足繁く通っていた私でしたが、今回はほんの少し足を伸ばして太宰府の『都久志の湯』まで行ってきました。

名高い二日市温泉が近くにあるためか、こちらはあまり有名ではないようです。しかし、知り合いから仕入れた情報によると、「露天の風呂」で「地元民御用達の隠れた名湯」らしいのです。

「例えばお前が偶然とてもウマい『ニラ饅頭』屋さんを見つけたとする。そのウマさは一日20個食べても飽きない程のものだ…ニンニクが効いているにも関わらずだぞ!…そしたらお前はその『ニラ饅頭』屋のことを誰かに教えようとするか?…いや、お前がバカでない限り教えたりはしないはずだ。みんなが買いに来たら売り切れてしまうからな!…」
と、意味不明な喩(たと)えまでされて力説されましたが、要するに他人に教えたくないほど素晴らしい温泉だそうです。そこまで言うなら行ってみようかな、と。

ちなみに、『隠れた』とか言われているだけあってなかなか見つけにくい場所にあります。
県道35号を南から進むと、何か間に合わせで作られたような小さな看板が右手に見えてきます。
案内板の矢印の先には畑とかビニールハウスとか木材加工場とか中古車整備工場とかしかありません。大丈夫です、めげずに進みましょう!(そこがかなりタフな上り坂であってもです!)

県道から入って細い道を行くこと1km程度でしょうか?いよいよ都久志の湯のお目見えです。



2.秘湯?

ちょうど中に入ろうとしていたお兄さんに写真を撮って頂きました。しかし、サウナの中で再び対面した時にお兄さんの上半身に「立派な和彫り」が入っているのを目にした私は、宿題を忘れてきた小学生のようにオドオドして失禁寸前でした。

なんとか辿り着いた『都久志の湯』。
広大なコンクリート敷の駐車場…店内のいたるところに無造作に配置された『型落ちのスロット』…加藤鷹と江口洋介を足して2で割ったような受付のお兄さん
……
……
え、うん。全然いいんだけどさ、
秘湯じゃないよね!
まあ『ニラ饅頭』を喩えに思いつくような「歩く増幅器」の話を鵜呑みにしてしまった自分が悪ぃや!


(勝手な)期待は裏切られる結果となりましたが、お客さんがあまりいなかったこともあり存分に満喫出来ました。
お湯は循環湯ではありますが、清潔に維持してあって全く問題ありません。
特に露天風呂は最高。山の中にあるので、小鳥のさえずりや虫の声が聞こえてくるのもまた一興です。
市街地では見られない変わったトンボも見ることができました。おもしろい。
ただ、露天風呂の周りはほとんど植木や柵で囲まれていたので、パノラマビューってわけにはいきませんでした。女湯や家族風呂だとまた違うかも。

また、広々として中庭や休憩所、カフェなどもあって、湯で疲れをとった後はのんびりくつろいで過ごせます。
ちょっと行きにくい場所にあるのは否めませんが、500円でサウナや露天風呂を楽しめるのならたまに遊びに行きたくなりますね。



3.縁結びでフィーバー中!?宝満宮『竈門神社』

『都久志の湯』から1km程行くと、創建1350年の由緒正しき神社、『竈門(かまど)神社』があります。
ついでに立ち寄ってみました。

家に帰って調べてみると、なんと「縁結び」で有名らしいです。
だから女子大生があんなところにたくさんいたのか。
ん…女子大生のホットスポットにノーパンでピチピチのスパッツを履いた男が乱入してもよかったのか?巫女さん連中のあの嘲笑はそういうことだったのか?……

神様、そりゃああんまりですよ!賽銭100円も入れたのに!


ま、そういうのはさて置き。
『竈門』って何なの?って思ってたら、宝満山のことを昔は『竈門山』って呼んだらしいですね。
最澄やら空海といった高僧や、遣隋使・遣唐使などもこの九州と大陸を行ったり来たりしましたよね。で、大宰府政庁からして鬼門(北東)にあたる宝満山で、航海の安全や目標成就のために祭祀が催されたのが始まりだそう。

また、最近は社務所が超オシャレに建てなおされて話題になったそうです。

確かにこれは綺麗。裏から見たときはレストランか美術館か何かかと思いましたよ。







そして、縁結びの御利益か、早速うれしい出会いが。


感じたんですね、筆舌に尽くし難い何かを。

目を向けると、そこにあの子がいたんです。

まるで導かれるようにそばへ駆け寄りましたよ。

ハッとさせるような、心を底から揺すぶるような純朴な目。

私は思いましたよ。あぁ、これが恋なんだって。

私達の間に、言葉は要りませんでした。

みなさんもね、こんな目を向けられたら、きっと言葉が陳腐なものに見えてくると思いますよ…











かわいい(確信)






こうやってブラっと立ち寄った所が当たりだったら、とても楽しくなりますね。
近場でもまだまだ面白い場所がたくさんありそうです。

これからもちょっとずつチャリのことを書いていこうと思います。いじょう!



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