同じ Chromium ベースのブラウザですので、Chromeのエクステンションはほとんど問題なく Iron に導入することができます。
Iron を使い始めて1週間ほど経過しましたので、現在使っている拡張機能を忘備録としてまとめておきます。
1. Adblock Plus
★★★☆☆
広告ブロック。評価が高いので使ってみましたが、表示の遅れが目立ったり、要素の手動ブロックに不具合があったりで頼りない印象でした。Ironを使う場合はadblock.iniの編集で十分でしょう。
2. AutoPagenize
ページに分かれたWebページを自動で継ぎ足して表示します。Googleの検索結果ページでは関連した検索候補が表示できなくなるのが不便なときは、例外ページに追加しましょう。
※追記あり
3. Click & Clean
★★★★★
ブラウザを閉じるときに閲覧履歴を削除して、オンライン活動が調べられることを防ぎます。しかし、これだけではありません。
ダウンロードファイルの管理画面や拡張機能の管理画面をパネルクリックで開くことができるほか、Windowsシステム管理画面をExplorerで開くなどの便利機能が満載です。サイドバーがないChrome/Ironで、ユーザビリティを飛躍的に向上させるエクステンションです。
4. Clock for Chrome
★★★☆☆
アイコンに時刻を表示します。私はWindowsタスクバーをマウスオン表示に設定していて隠しているので、常に時刻を目視できる機能は便利です。アナログ/デジタル、表示色なども設定可能。デザインがあまり芳しくないので代替があれば替えたいのですが、とりあえずこれで十分です。
5. Checker Plus for Gmail
★★★★★
Gmailの未読通知数をアイコン上に表示します。また、新規受信メールをブラウザウィンドウ右下にポップアップさせ、読み上げ(英語のみ)できるほか、「未読にする」等のアクションを行えます。さらに、アイコンクリックで未読メールを一覧表示し、同様のアクションを実行できるなど、Gmailのページを開く手間を省ける必須アドオンです。
6. SearchPageview
Googleの検索結果のページにサムネイルを表示します。
※追記あり
7. Snap Links Lite
★★★★★
右ボタンでドラッグした範囲内の全てのリンクを新しいタブで開きます。Operaでも使っていた便利機能。
8. Speed Dial 2
★★★★★
新しいタブにSpeed Dialを導入します。グループ分け機能や、サイドバーにアプリケーションと履歴を表示できるのも使い勝手がいいです。
9. Springpad Extension
★★★★★
Sprinfpad謹製のSpringpadクライアント。リッチでサクサク動きます。
10. Weblioポップアップ英和辞典
★★★★☆
多機能な翻訳エクステンション。表示されるポップアップには翻訳だけでなく、発音が聞けるボタンや単語帳へ追加といった便利機能も盛りだくさんです。
特に気に入っているのは、ポップアップを表示させるアクションが数種類から選択できること。私はマウスオーバーでは煩わしいので「マウスオーバー + Ctrl キー」押下に設定しています。
11. Yet Another Google Bookmarks Extension
★★★★☆
Google Bookmarksのマネジメントツールです。他にもいくつか使ってみましたが、一番安定していたので選んでます。他のデバイスとのブックマーク共有は他にもいろいろなサービスがありますが、最も簡単な手段の一つだと思います。アイコンやポップアップもかなり自由に変更できます。
12. 緊急地震速報 by Extension
★★★★☆
地震速報を、音とポップアップで通知します。通知する震度の閾値も調整可能。
やはり Speed Dialがあると落ち着きますね。サイドバーがない違和感は、Click & Cleanでほとんど解消しました。
あと特筆すべきは翻訳ツール。Chromeの拡張は開発者が増えたので、数あるツールの中から自分好みのものを選べるのはうれしいです。
しかし、おすすめをいくら検索してもSnap Linksを紹介しているページは無かったのは疑問を禁じえませんでした。Operaユーザのおすすめではよく目にするんですがね。ユーザが少ない&ユーザの習熟度が高いので、有益な情報も得やすかったんでしょう。Chromeに関しては英語で検索したら多少マシな情報が手に入りますが、日本語のページは質が低すぎるので苦労します…。
追記(2013/12/02)
しばらく使用しているうちに、よりよいアドオンや追加したもの、アンインストールしたアドオンがいくつか挙がりました。
AutoPager Chrome
★★★★★
AutoPagenizeの代替です。私の環境では、AutoPagenizeを使うと2ページ目以降の表示が真っ白になる不具合が頻発しました。
機能的には同等ですし、Googleの関連検索ワード表示を消さないので、こちらに替えています。
Checker Plus for Google Calendar™
★★★★★
Google純正のCalendarアドオンより秀でているところは、アドオンボタンを押した際に新たなタブで表示するのではなく、ポップアップでカレンダー表示するところ。マウスを使わない私にとっては、タブ遷移を減らすこの軽微な差異がありがたい。また、ポップアップカレンダーのテンプレート編集やポップアップ通知に対するアクションも自由にカスタマイズできます。
Google Tasks (by Google)
★★★★☆
これもタブ遷移を減らすために採用。アドオンボタン押下でGoogle Tasksの一覧表示や編集が可能です。
また、「SearchPreview」に問題がありました。検索エンジンの結果表示ページを表示してすぐにリンクへ移動すると、前のページに戻る操作をしても結果表示ページに戻れない状態になります。もっとも検索結果表示ページに限った現象ではなく、ページ要素を全て表示できていない状態でリンクに飛ぶと頻発します。「ページ継ぎ足し」→「サムネイル表示」が何度も自動的に行われているため、検索結果ページの表示が完了しない状態に陥っていたようです。リンク先プレビュー機能は気を遣ってまで必要としないのでアンインストールしています。
他にも、導入を検討したアドオンがいくつかあります。
まずはタブ管理。Operaのタブ階層管理に近いものが実現できる Recent Tabsを見つけましたが、Chromeのタブ遷移ホットキー[ Ctrl + Tab ]に置換できないために諦めています。まあ、Chromeの操作にもうすっかり慣れてきたことが大きいんですがね。どうしてもOpera流にこだわる人は検討してもよいでしょう。
後はスクロール。Chromeのスクロールは他のブラウザのに比べてカクつきます。これを改善するために評価の高いものからいくつか試しましたが、どれも上部へのスクロールが極端に遅くなる不具合に遭いました。これに関してはきちっと代替策を見つけました。アドレスバーに「about:flags」と入力し、「滑らかなスクロール」という試用運用機能を有効にするのです。しかし、結局これも無効に戻しました。なぜって、長時間ブラウジングしていると滑るようなスクロールが目を疲れさせるからです。特に私はスペースキー押下で大幅にスクロールさせるので、流れる様子を目で追ってしまっては非常に疲れます。瞬時に表示が切り替わる方がいい。
大体こんなところでしょうか?
Chromeは、アドオンを選ぶのが面倒な方や、問題に対処できない方には扱いづらいでしょうが、自分になじませてカスタムできる点は非常に魅力的です。ここに挙げた拡張機能を参考にして、ぜひオリジナルのChromeを作ってみてください。
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