Dec 19, 2013

美しいドックランチャー『ObjectDock』を使いこなそう!

ObjectDock


先日、ウチに遊びに来た友人に「ObjectDock教えて!」と言い寄られました。なんでも、私が使ってるのを見てやってみたけど、なかなか上手くいかなかったよう。私もサードパーティのテーマを入れたりしてガッツリ使っているわけではないのですが、そいつに説明するために簡単に私の使い方をまとめておきます(インストールの仕方とかまで詳しく書かないので悪しからず)。



1.設定

ObjectDock起動中に表示されるアイコンを右クリック→[settings]→[settings...]より、ObjectDockの設定画面が開きます。ここで、アイテムの追加ができたり、ドックの表示位置、スタイルや動作の設定を行います。私が特に意識している設定は次の通りです。
  • Position/Edge: Left edge of screen
  • Accessibility/Accessibility: Autohide
  • Accessibility/Mouse activation & sensititity: On, short delay

私の場合、Windowsのタスクバーの位置を下にして、カーソルオフのときは隠しているので、下はNG。また、通常ブラウザを最大化して開いているので、タブの操作と重なる上もNG。左が順当ですね。十分に大きいディスプレイを使っている方やタスクバーの位置を変えている方は、また違った設定になるでしょう。

「Accessibility」では常に最前面に表示させたりすることもできますが邪魔ですね。また、デスクトップに常に表示させる必要もないです。だからAutohideで、使う時だけカーソルをスクリーン左端に移動して表示させてます。



2.アイコンの取得と加工

Stack内も含め、ショートカットを登録するとデフォルトではアプリケーションのアイコンが表示されます。しかし、中には32x32サイズのアイコンもあったりしてとても鑑賞に堪えません。そんなときは自分で準備した画像を登録しましょう。

まずは取得。deviantARTなどで世界中の人が作った美しいアイコンを入手可能です。有名なアプリケーションのものなら大方見つかるでしょうが、気に入ったものが無かった場合は画像検索で「[アプリケーション名] icon」などで検索して地道に探しましょう。また、後の手間を省くためにPNGやICOの形式が望ましいです(透過度情報を持たないJPGやBMP形式の画像は、自分で背景を透明にして変換する必要があります)。サイズは256x256もあれば十分でしょう。

次に加工です。様々な配布先から取得した画像群では、コントラストや明度がまちまちで統一感が無いです。PhotoShopやGIMPなどで処理すれば万全でしょうが、この程度であればIrfanviewでも可能です(画像を開いて、[menu]→[image]→[Color corrections])。

最後にICO形式への変換。ドックに単独で登録するショートカットに関してはPNG形式で問題ないのですが、DockletsのStack内に登録するショートカットはICO形式でないといけません(理由は後述)。そこで、『ToYcon』というICO変換ソフトを利用します。

ToYcon


Toycon.exeを起動すると、最前面にToYconのかわいいアイコンが表示されます。そこへ、エクスプローラから画像ファイルをドラック&ドロップするだけです。元ファイルと同階層にICO形式のファイルが生成されます。

以上で準備は終わりです。



3.アイテムの登録とアイコン変更

次にObjectDockに登録していきましょう。

まずは通常のショートカットです。登録の仕方はいくつかあります。
  • ObjectDockの設定画面からAdd
  • ObjectDock起動中に任意のドックアイコンを右クリックして[settings]→[Add]
  • ObjectDock起動中に対象のアプリケーションを起動し、新たにドックに表示されたアイコンを右クリック→[pin this program to dock]

そしてStack。これも上記の上2つのやり方で登録できます。
登録した後はStackのアイコン上で右クリック→[edit this Icon...]に進みます。[Folder]タブを選択し、Change Folderで任意の監視対象のフォルダを選択してください。
さらに、エクスプローラなどで先ほど監視対象にしたフォルダ内に、登録したいショートカットファイルを移動します。.lnk形式の、エクスプローラのコンテキストメニューから作成する普通のショートカットファイルです。これで、次回ObjectDockを起動したときからフォルダ内のショートカットがStackに表示されるはずです。また、先ほどの[Folder]タブ内でStackの表示を変更できるので試してみるとよいでしょう(「fan」はドックの表示位置が上か下でないと、他のアイテムと重なってしまいます。「grid」にしましょう)。

さあ、いよいよアイコンの変更です。
まずはショートカットアイテム。対象のアイテム上で右クリック→[Settings]→[Customize this icon]を選択すると、画像を選択するダイアログが開きます。先ほど準備しておいた画像を指定しましょう。

Stack内のショートカットは少し違います。ObjectDockから個別に指定することはできずに、ショートカットファイル(.lnkファイル)で指定されているアイコンが参照されて表示されます。ですので、エクスプローラ内でショートカットファイルを右クリックして「プロパティ」を開き、「アイコンの変更」からICOファイルを指定してあげる必要があるのです(ショートカットファイルが参照できるのはICOやICL形式のファイルのみで、PNGはダメです。これが、ToYconで変換した理由です)。

すべてのショートカットファイルに対して操作を終えたら、ObjectDockを再起動してください。Stackアイテムを押下したときに、次の画像のように表示されたら成功です。


いかがでしたでしょうか。ここでは通常のショートカットとStackしか紹介していないですが、他にも時計や天気など様々なDockletsを追加することも可能です。見た目の美しさもさることながら、実用性もすばらしいので、ぜひ試してみてください。


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