Feb 5, 2014

ホーンテッドマンションのからくりを解明する!

photo credit: Jesse Draper via photopin cc

先日、生まれて初めてディズニーランドに行ってきました。
私には姉妹が居なかったし、家族の中で唯一の女性である母親もキャラクターとかには全く関心を持たないんで、子供の頃から訪れる機会が全く無かったんです。彼女がどうしてもというので、積極的になれないまま連れて行ってもらったんですが…楽しかった!気がついたらティガーの帽子を平然と被って走り回ってました。女の子が夢中になる気持ちが少しだけ理解できましたねー。

どのアトラクションも趣向が凝らしてあって面白いんですが、私が一際興味を持ったのが「ホーンテッドマンション」。一応、大学で映像表現技法や視覚学を学んでいたのに、仕組みのほとんどが理解できない。調べてみると、わかりやすく解説してあるサイトがあったので紹介します。


まずは「自分を追いかける肖像の目」。これは、肖像画の人物が見る人みんなと目を合わせるというものですが、画は平面だという思い込みを利用した錯視トリックですね。

次は一番不思議だった「明滅する幽霊」。舞踏会が催されている場面で大量に出てくるやつです。考えれば考えるほど不思議な演出で、悩んでいた方も多いでしょう。
実はこれ、ハーフミラーを使った古典的な錯視トリックの一つだそうです。見ている人は気が付きませんがダンスフロアとライドの間には巨大なハーフミラーが設置してあり、ライドの下部で幽霊の人形を動かしてそれが照らされることで、鑑賞者の位置からはダンスフロアの上に幽霊が居るように見えるんですね。この虚像を出現させたいときは明かりをつけて、消滅させたいときは明かりを消すだけです。

そして最後が「水晶球の中の喋る首」。表情が非常に活き活きとしており、精巧な機械かなと思ったんですが違いました。実際にそこに設置されているのはマネキンの頭部のようなのっぺら坊で、ライドの後部上方から複数のプロジェクターで映像が投影されています。


このように一見すると最先端の映像技術を駆使して作られたように見えますが、種を明かせば実は古典的なトリックだったというわけです。これね、逆にすごいですよ。演出を凝らして全てを補っているんですから。圧巻です。

他にもいろんなアトラクションについて言及したいのは山々ですが、興奮して際限がなくなりそうなのでこのへんにしときます。ではでは。

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