「酔いどれ詩人」Tom Waitsのデビュー前のデモ・テープがCD化されたものです。処女作である「Closing Time」に収録されている曲も多いですが、ほとんどがピアノとギターというシンプルな編成で演奏されていますので大分変わった印象になります。素朴なカントリーやブルースロックという感じ。Closing Timeも持ってますが、アシッド・フォーク好きの私としてはこっちのほうが好みだったりします。1人でバーボン片手に聴きたくなるような男らしい繊細さが溢れてます。
なお、このCDには少し思い入れがあって、小学生の頃に祖父母の家で片付けられないままの叔母の部屋を整理させられたときに発見したものです。海外の音楽なんてビートルズとビーチボーイズくらいしか知らなかったので、この出会いを何か運命的なものに感じ、すごくありがたがって聴いていたのを思い出します。
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